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<<   作成日時 : 2008/05/31 09:19   >>

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『こいぬとこねこはゆかいななかま―なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか 』
(ヨゼフ・チャペック/さく いぬいとみこ、井出弘子/訳 童心社 1968年)

カレル・チャペックのお兄さん、と評されることの多いヨゼフ・チャペック氏。
本業は画家。本の装丁や挿絵なども多く手掛けているそう。

この本は、数少ない本人さくの子どもの本。
10編のショートストーリーが収められているのだけれど、どれもこれもすごくユーモアタたっぷりで面白いの!
”なにからなにまでにんげんのおとなたちがやるとおりに、やりたいとおもって”いる、
主人公のふたり(こいぬくんとこねこちゃん)の暮らしぶりがほのぼのしていて、でも本人たちはとても必死。
絶対にごまかすことなく真剣に生きてる。
ウィットに富んだ会話もとっても楽しい。ショーブとハショーフのところとかね。読みながら声をあげて笑っちゃったもの。

ぼーっとしていておとぼけなこいぬくんを、ちゃきちゃきとしたこねこちゃんがかいがいしくサポート。
いつも一緒に妄想したり、だましっこしたり見抜いたり、なんとヨゼフ・チャペックさんのところへ言って意見を申し立てたり。
こんなふたりは、夫婦じゃなくて恋人じゃなくて、そう、ふたりはともだちなのだ。
まったく素敵なともだちだな〜。

とにかくたくさんのユーモアが満載! ビール飲みながらちょいと軽い小話でも、というノリにぴったりなのでは♪
あ、いえ、子どもの本なんだけどね。
軽快な言葉選びが新鮮で、初めて石井桃子さんの訳の『くまのプーさん』を読んだ感動と少し似てる!
原書はどんなんだろう? と思う箇所がいくつかあった。


(現在絶版ですが、河出書房から文庫版が新しく出ているようです)


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