|
肉を食べたことがない人はたぶんいないと思う。 だいぶ菜食になってきた我が家でも、やっぱり3日に一度は何かの肉は食卓に並んでます。 できるだけ、スーパーじゃなくて、小さくてもお肉の専門店で買うようにしているけど、 それでも外国の肉屋さんのように、生きた鶏がすぐそこの篭の中でバタバタしていたり、あるいは殺したばかりで地面に血が流れていたり、豚の足の部分がどーんと吊り下げられていたり、そういう生々しさは、無い。 別にあってもいいんじゃないかと思うけど、現実的に無理なんだろうね。 そういう生々しさを嫌がるようになっちゃ、だめだよねとたまに思う。新鮮じゃん!って思えるぐらいがちょうどいい。可哀想、ってのもなんか違う気がするから。 生き物を食べる、命をいただいている、ということを日々忘れることなく。 (肉ばかりじゃない、野菜だって命には変わりない) 食べない、という意思の強さがない代わりに(やっぱり美味しいし…)、せめて、ありがとう、って思いながら食べますよ。 『世界屠畜紀行』(内澤旬子著/解放出版社) 世界の屠畜について、著者自ら自腹(!)で世界を回って取材をしたイラストルポ。 ずいぶん前に情熱大陸にも出ていた内澤さん。おとこ前〜でかっこいい方です。お仕事も幅広いなー。 屠畜、という言葉は、著者である内澤さんが思いついたらしい。 屠殺、じゃなくて、屠畜。 この本を読んでいくと、なるほど本当だ、殺すという行為はほんの一瞬のことで、それまでとかそこからの行程の方が、ずっと長いし奥深いということに気付かされる。 韓国、チェコ、アメリカ、インド、そして日本の屠殺の現場を丹念に取材してあるのが判る。 写真撮れないんだもんね。頭で記憶しながら同時に描く、描く、描く!だもんね。 でもちょっと思ったのが、果たしてこの現場(屠殺の)はそもそも世界で差別の対象になっているのかしらん、ということ。 いや、まさしくそれを解明するためのルポなのだけど、はじめから差別ありき、のニュアンスにも受け取れたので…。 どうしてだろう。差別すべきものはもっとたくさんあるはず!よね。 ともかく、生きている動物が死体にならずに瞬時に肉になっていく過程がよく判る。 内澤さんのキャラなのか、あえてこういう風にしているのか、殺すシーンなんか実に淡々としていて、びっくりするぐらいあっさり終わってしまう。 そこがいいのかも。イラスト、というのもいいんだよね。 これを映像で見せているのが、『いのちの食べかた』という映画。 これは血とかどでかいナイフとかきえーっ!!という断末魔の叫びとか、もろ出てくるのでさすがに眼を伏せてしまった。 でもそれは抜きにしても良い映画だった。オシャレな感じすらあったなあ。 我が家は今晩、肉豆腐でした。 牛さんありがとう。。 # ナンダ |
| << 前記事(2008/06/17) | トップへ | 後記事(2008/06/23)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/06/17) | トップへ | 後記事(2008/06/23)>> |